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トレイルランニングデビュー

 ついにトレイルランニングを実施しました。
 実際は山登り+アルファくらいな規模かもしれませんが、尾根筋を滑走する快感はやはり空を飛ぶが如しです。
思ったより疲労も少なかったのは日頃のランニングの成果だと思います。
お陰で走りながらも景色を楽しむことが出来ました。

 面白かったのは「滑走」の快感だけではありませんでした。
 「集中と開放」が激しく連続で訪れるのです。下りの岩場を駆け下りるときの緊張感。滑落したくない、ひいては死にたくないという強い思いが集中を産み、まるで風景の中に溶け込んだひとつの「点」になったような気がします。また最後の傾斜を登り切り、突如視界に広がったパノラマを眺める時の開放感。縮こまった気持ちが一気に拡散されて光の粒となりどこまでも自分が広がっていくような気になします。その両極端な肉体的・精神的な揺れによって何かが変わっていくような…そんなトレイルランニングデビューでした。

 それでもさすがに疲労は溜まっていました。下山後、スーパー銭湯に3時間いましたが、まだ物足りないくらい。打ち上げの飲み会も半分寝てたような。

 いつか「ハセツネカップ」みたいなレースに出場することが出来れば、というのが新しく生まれた僕の夢の一つです。

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アレは例のアレだったのだ


青い玉

 2000年の夏、シンガポールからKと旅を一緒にする事になった。船でインドネシアの首都・ジャカルタへ向かい、バスとフェリーを乗り継いでバリ島に入り、サーファーに人気の高いクタに辿り着いてようやく長い移動は止まった。Kはバスからバックパックを引きづり降ろしてから、タクシー乗り場で車を待っている時に異変に気付いた。何者かがKのバックパックを開け、中からポーダブルMDプレーヤーを盗んでいたのだ。Kはガッカリして部屋に引き込みがちになり、何もしないまま数日が過ぎていく。太陽がさんさんと照りつける南国で、潮騒の聞こえるテラスで、紅茶とビスケットをやりながら日本の文庫本を読むという暗い日々が続いた。
 ある晩、いつものようにテラスで過ごしていたら、上空に星が輝いていた。が、それはぐいーんと右へ移動し、またぐいーんと上へ移動した。驚いたが、慌てずに、騒がずにふさぎ込んでベットで寝ているKを起こした。

ロボの足

 「K、星って動くんだっけ?」「はぁ!?」
 やれやれと言った感じで、のろのろとテラスの椅子に腰掛けKもまた夜空を見上げる。実に美しい南国の星空。その一角に光って、動いて、消えて、また現れてを繰り返す2~3の星(?)があった。僕もKも二十歳を超えていたし、Kはどう見ても夢見心地な性格ではない。案の定「いや…あれは違うって…」とアレをナニとも言わず、しかし興奮気味にそのナニかを否定した。
 「そうだよね、俺も違うとは思うんだけどさ、一応大の大人が複数で確認しておいた方がいいと思ってさ」「…そうだよな」
 と、Kはもはや否定しているのか肯定しているのかよく判らない状態でぼそりと答えた。
 一旦僕らは無言で部屋に戻って荷物をあさってから、再びテラスに戻り腰を下ろし、落ち着いて再びアレを見た。間違いなくさっきと同じような動きをしていた。
 僕もKもノートを開きペンを走らせた。日記のタイトルは当然「UFOを見た」だ。
 「K、何書いてんの?」「別に…」
 俺もKも判っていたのが、アレは例のアレだったのだ。


消えていく道

20090826211220

  いつの間にか綺麗になっている。近所の道だ。
 最近では見ない感じの道で、当然古く傷んでいて、砂利なんかもあった。
 それがついにアスファルトで舗装されて綺麗になった。綺麗で、歩きやすく、申し分ない。だか、とうとうどこもかしこも似たような道になってしまったなと少し淋しくもある。もう砂利道なんて随分見てないな。

 タイの国境からアンコールワットのある村、シェムリアップ(カンボジア)まで7時間。オンボロジープでノロノロ時々跳ねながら走る。至る所に水溜まり、デカい岩、無数の穴(?)があり、走行を妨げるからだ。思い出してもうんざりする道だが、もし舗装されて1時間でスイーっと到着となると、やっぱ淋しいかな。利用者には申し訳ないけど。



乗り合いバスに乗って

乗り合いバスに乗って

 生活に欠かせないものの一つに自転車がある。今日それが修理のため自転車屋に預けることになった。急にどこにも行けないような錯覚を覚える。
 今こうして、いつ来るとも分からないバスを待っていると旅の空を思い出す。親しんだ町を離れ、次の目的地への期待と不安を抱え、何杯もチャイを飲んだり、タバコを吸ったり、お菓子をボリボリ食べたり。
 発車すると待ち構えたように頭の中でテーマソングが流れるのだ。旅情に浸ってると到着する。ってのは日本のことであって、アジア諸国のンボロバスでは固い座席と悪路との戦いだ。40時間を越える旅なんかもあった。
 以前、何かの本で「若い体力のあるうちに旅に出ておきたい」という一節があったが、確かにあの頃と同じ旅は体力的にはきついかもしれない。
 バスに乗りながら、またひとつ自分の思い出を大切に思うことがあった。




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