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ラマダンだったのか…

 そういえば初めてパキスタンに入国したのはラマダン真っ最中の頃だ(毎年日程はずれるようなので「頃」というのは変かもしれないが…)
 まず女性が町を歩いていないのもびっくりだったが、いかつい男共がミョーに静かで、それがまた不気味だった。
 前知識無く国境を越えたので、とにかくインドとは違う、いや違い過ぎる!とひどく驚いたものだった。
 町の飲食店や露店も普通に営業しているのだが開店休業状態。いや、何も注文していない男共がただ店内(何かのファーストフード店だったと思う)に座り、無言で占拠していた。
 道を尋ねるとものすごーく親切でゆっっくりとした口調なのだが、それもまた不気味だった。
 露店でスナックかなにかを買って口にすると友人に「馬鹿、ラマダン中だぞ!」と叱られた。それと同時に周りにいたパキスタン人が一斉に僕を睨んだ(ような気がした)。
 ここまできて、やっと「あぁ、これがあの有名なラマダンか…」と合点がついた。知らなかったとは言え、失礼なことをしたし、無知を恥じた。
 が、内に何かを秘めたミョーな静けさ、不気味さの印象は変わらない。現に車の運転にはそれが顕著に出るのか、荒っぽいドライバーに二回も轢かれそうになった。
 なにはともあれ、初めてのパキスタン入国は善くも悪くも強烈だった。

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空気、大好きです…


Round Sign

冬の聖都へ向かう

 チベットに向かったのは冬も近付いて来ている10月(2000年)の終わりごろだった。聖都ラサへ向かう陸路の最後の拠点・ゴルムドそれほど標高の高い所ではなかったが、木枯らしに時折雪が混じって寒かった。これから標高5000mを超える峠を2つも越えなくてはラサへは辿り着けない。更に過酷になるだろう寒さと、もしかしたら発病するかもしれない未知なる高山病におののきながらおんぼろバスに乗り込んだ。
 決して快調とは言えなかったが、バスはなんとか十数時間走り続けた。しかし、とうとうと言うべきか、バスは失速し、遂に止まった。結構ひどい故障らしく、すぐに発進する見込みはなさそうなので、一度バスから降りて、外の空気を吸いに出た。


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星降るフンザの夜


いざ、西へ!

いざ、西へ!

 インド観光ビザ(6ヶ月間有効)も残り少なくなり、この1年弱慣れ親しんで来たインドとも本当に別れなければならない時が近づいて来た。大沢たかお主演の「劇的深夜特急」の台詞ではないが、本当にここが旅の終着点なのか?本当にこれで旅を終えていいのか随分悩んだ。西へ向かうとそれこそヨーロッパまで続くこのユーラシア大陸の旅が続き、東へ向かうことは飛行機に乗ってタイ経由で日本帰国を意味していた。
 当時、すんなり西へ進む決心ができなかった大きな理由は「怖かった」からだ。インドから西へ向かうという事はこれからしばらくはイスラム圏に入るということだ。「9.11」事件直後の微妙な時期に何かと話題に上がっているイスラム圏を浮かれ気分で旅するには無謀な気がしたし、ましてや旅を楽しめないのではと思った。散々自問自答の寝苦しい夜を乗り越えて、結局いろいろ覚悟してパキスタンに入国した。


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空は黒いくらい青い

空

 先日から徐々に衣替えを始めている。懐かしい湯服が出てきて、試着したり、肌触りを楽しんだりと、まだまだ時間はかかりそうだ。
 空の色が変わり、冬がゆっくりと遠くから日本に近づいてきている。こんな色をどんなふうに表現できるのだろうか。



 中国からバスでチベットへ抜け、ネパールで小休止した後、インドで長期滞在。個人旅行者の間では有名な旅行ルートだ。たくさんの旅人が共通の話題を持っているので、そこでの旅話はインドのカフェや旅宿では盛り上がる話題の一つだ。ある旅行者がチベットの空の色に色について独特な表現をしていた。
 「チベットの空は黒いくらい青い」
 確かにそうだ。チベットの空の色はどこも濃い。真っ青だ。日本の秋空よりも強いというか、キツイというか、とにかく黒いほど青いのだ。
 彼らと話しているうちにある仮説をたてた。チベットは標高が高く、他の場所よりも宇宙に近い。だから宇宙色をよりも多く含み、黒いほど青いのだと。
 見上げるとこれ以上高いものはない。澄み切った空を見つめながら宇宙の中に地球があるんだなと感じる。
 もちろんその仮説が正しいかどうかはわからないが、大地と宇宙とそれを受け止める五感の結びつきを強く感じた神秘的な空がチベットにある。



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