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場所はいつも旅先だった

場所はいつも旅先だった松浦弥太郎P-Vine Books

場所はいつも旅先だった

松浦弥太郎
P-Vine Books


バックグラウンド

 「暮らしの手帖」の最後にある編集長・松浦弥太郎氏の文章がとても柔らかく、素敵だ。松浦氏が手がける以前の「暮らしの手帖」は微妙に違う。僕は今の「暮らしの手帖」が好きだ。雑誌にありがちなバラバラと散漫した感じが無く、それぞれ違う内容なのだが、芯はしっかりと同じものを中心にブレずに回っている様に感じるからだ。
 そんな中。西荻窪の旅の本屋「のまど」でこの本を見かけた。旅をテーマにした本屋(そのままなのだが)にどうして松浦氏の本がと不思議に思ったが、まあ好きな作家だからいいやと軽い気持ちから手に取った。


ピックアップ

 松浦氏の旅に関するエッセイ集だ。
 僕とは違う国々を旅している。いろんな旅があるのだなぁとつくづく思った。西洋はアジアと違って刺激が少ないような印象を抱いていたが、そんなことは無い。現に欧米中心の旅エッセイだが、どれもエキサイティングで、鼻につくようなスノッブさもない。


スタディー

 松浦氏の綴った旅の場所は違えど、僕は遠い記憶の旅を懐かしく思い出した。旅はもちろん場所も大事だが、すべての旅人が目的地や観光というよりも、まず旅そのものを愛している。
 自分を見つめる為の時間を素敵に過ごすには場所なんか関係ないのだろう。
 日本に居ながら、読書をしながら、旅から戻ってきた。そんな気分になった。


場所はいつも旅先だった 松浦弥太郎 P-Vine Books
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ウェブ人間論

ウェブ人間論平野啓一郎梅田望夫新潮新書

ウェブ人間論

平野啓一郎 梅田望夫
新潮新書


バックグラウンド

 梅田望夫氏の「ウェブ進化論」に感銘を受けて、勢いに乗って更に同氏の著作を手に取った。さらに偶然にも以前挫折して読まなかった平野啓一郎氏に十数年ぶりにこんな形で再会するとは。


ピックアップ

 やはりこういうのは「生温い」「和気あいあい」というものではないのだな。喧々諤々という訳ではないが、実にしっかり意見を出し合っている。両氏の自信に満ちた姿や新しい意見をお互いに認めて更に話が膨らむダイナミズムがひしひしと伝わる。
 それに梅田氏のシリコンバレー仕込みというか、そのオプティミズムにはホント太陽の様なからっとした暖かさを感じる。ちなみにシアトルはそういった気候ではないと思うが。
 多くの日本人は平野氏の様なWEBとの向き合い方をしているのではないだろうか。共感するが故に梅田氏のオプティミズムにますます惹かれる。


スタディー

 2ちゃんねるやネットによる犯罪などとかくネガティブなものに目が行き、過剰に警戒してしまう。ハンドルネームでいくか、実名でいくか、Facebookのアイコンや名前を見ると欧米と日本の感覚は歴然だ。
 僕もいつかはアメリカに行ってみたいな。


ウェブ人間論 平野啓一郎 梅田望夫 新潮新書

いつまでもデブと思うなよ

いつまでもデブと思うなよ岡田斗司夫新潮新書

いつまでもデブと思うなよ

岡田斗司夫
新潮新書


バックグラウンド

 「レコーディングダイエット」まず名前がカッコいい。学生時代、宅録を趣味としていたので、レコーディングと聞くと何故か胸が弾む。


ピックアップ

 タイトルもそうだが、新書ということで、厳密にはダイエットのハウトゥー本ではないのだが、「レコーディングダイエット」はそれほど難しい技術や測定などを必要としないので、実際は詳細の説明もきちんとされている。
 が、それはそれとして。この本は単なるダイエット本ではなく、その行為から社会、やライフハックを含めた実に奥行きのある内容だ。
 かつて「食べ物がもったいないからといって、それを食べたとしても、結局は自分の体内に食べ物を捨てているのと同じ事だ」という強烈な言葉を聞いた事があっただろうか。


スタディー

 脳学者の茂木健一郎氏も同じ事を本で言っていたが、つらい事を努力という言葉で縛って、奮い立たせたところで、高みに辿り着く事は出来ないのだろう。考え方次第で自分への戒めどころか、快楽に変わって楽しく、いつまでもダイエットは続けられるのだ。
 また、なぜこれほどまでに容姿にこだわる必要があるのか。イヤらしくなく、この本を通して凄く納得しました。
 何も痩せているのが絶対いいという訳ではなく、時代を通した価値観を見て、人生をスムーズに楽しくと生きるいう事が大事なのだろう。
 もう一回読み返そっと。


いつまでもデブと思うなよ 岡田斗司夫 新潮新書

佐藤可士和×トップランナー31人

佐藤可士和×トップランナー31人集英社編集部編集英社

佐藤可士和×トップランナー31人

集英社 編集部編
集英社


バックグラウンド

 「プロフェッショナル」を読んでいるうちに写真の多いこの本を手に取ったというわけ。
 もちろん佐藤可士和氏は注目しているアートディレクターなので、よかったのだが…。


ピックアップ

 いろいろな著名人の話の中、宝塚歌劇団大和悠河氏のインタビューが印象に残った。おじさんの役をもらった大和氏はいかに「おじさんらしく」というより、「大和悠河がおじさんの役を演じたらどうなるか」と考えを切り替えて、乗り越えた事があったそうだ。
 「誰がやっても同じなら存在意義がない。自分の魅力とは何か」という言葉が深く自分に突き刺さった。


スタディー

 「UOMO」という雑誌のコーナーをまとめたものなのだろう。実際月刊誌ならスペースにも制約があるので仕方がないかもしれないが、「プロフェッショナル」に比べるとサラーっとしている。結果あっと言う間に読了。
 もちろん著名人の興味深い話も出てはくるものの、いまいち言っている事が毎回同じような…。
 真理とはそんなものかもしれないが。


佐藤可士和×トップランナー31人 集英社 編集部編 集英社

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