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再びBTTB


頭上から小さくコツコツコツと音がする。啄木鳥だ。

頭上から小さくコツコツコツと音がする。啄木鳥だ。

 頂上に近くなると不意に雑木林になり、柔らかな落ち葉が敷かれた盆地で足を止めた。荒かった息遣いが止むと頭上から小さくコツコツコツと音がする。啄木鳥だ。その可愛い音色に表情が緩む。

 昨夜から降り続けた雨は都内だけだったようだ。山肌や空気は湿っているものの、ふかふかの落ち葉が積もった山道を走る楽しさを初めて知った。
実は凹んだ金曜日の夜、ラッキーなことに友人がトレイルランニングに誘ってくれたのだ。



後何回山道を走ることが出来るだろうか。

後何回山道を走ることが出来るだろうか。

 山を駆け抜けたところで全て忘れてチャラになるほど単純でも、お気楽でもないが、ただ走らずにはいられなかった。

 今年も寒くなってきた。素人トレイルランナーにとって、後何回山道を走ることが出来るだろうか。



 何かあった時、いつも自然に語りかけているような気がする。

それは沖縄の海であったり、旅路の荒野であったり、山であったりする。

Back to the basicということか。

そうすることで気づくことがある。

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稜線を駆ける 2

 トレイルランニングの2回目は機会以外に早くに訪れてきた。偶然にも2009年「稜線を駆ける」の時に訪れた城山~景信山が今回のコースだ。トレイルランナーを始めてみたのもこの山だった。あの頃の気持ちも思い出し、感慨深いコースを臨む。
 山頂につくとあの日と同じ木が立っていた。山頂茶屋で働く人達の会話が耳に入ってきた。「台風で倒れなくてよかったねぇ…」そうだ。変わらない風景は非常に繊細な条件によって支えられているのだ。
 それから景信山山頂まで一気に向かう。
 今回は上る楽しみが味わえた。走り方はいろいろ変えながらトライしてみたが、ぐんぐん坂道を登る快感は、乾いた喉に水をごくごく流しこむような爽快感のようだ。夢中で乾きが水を捉えるように、足が地面を、気持ちが山頂へと次のグリップを求めている。
 ただしそんなに長い時間続くものでもなく、立ち止まっては風景の中で大きく息をして休んだ。山が「まだ来い、大丈夫だ」と言っているような気がして、再び走りだす。
 下り坂も楽しかった。山からわずかに許された獣道を捉えながら風景と一体化しながら一気に駆け下りる。気づくと予想よりも早く下山していたようだ。
 終始なにかに優しく包まれているような安堵感と言うか、そんなものをずっと感じていた。「山に抱かれている」そんな感じだろうか。
 自然を守り、変わらない風景のために何が出来るのか、そんなことも考えてみた。


トレイルランニングデビュー

 ついにトレイルランニングを実施しました。
 実際は山登り+アルファくらいな規模かもしれませんが、尾根筋を滑走する快感はやはり空を飛ぶが如しです。
思ったより疲労も少なかったのは日頃のランニングの成果だと思います。
お陰で走りながらも景色を楽しむことが出来ました。

 面白かったのは「滑走」の快感だけではありませんでした。
 「集中と開放」が激しく連続で訪れるのです。下りの岩場を駆け下りるときの緊張感。滑落したくない、ひいては死にたくないという強い思いが集中を産み、まるで風景の中に溶け込んだひとつの「点」になったような気がします。また最後の傾斜を登り切り、突如視界に広がったパノラマを眺める時の開放感。縮こまった気持ちが一気に拡散されて光の粒となりどこまでも自分が広がっていくような気になします。その両極端な肉体的・精神的な揺れによって何かが変わっていくような…そんなトレイルランニングデビューでした。

 それでもさすがに疲労は溜まっていました。下山後、スーパー銭湯に3時間いましたが、まだ物足りないくらい。打ち上げの飲み会も半分寝てたような。

 いつか「ハセツネカップ」みたいなレースに出場することが出来れば、というのが新しく生まれた僕の夢の一つです。


ラマダンだったのか…

 そういえば初めてパキスタンに入国したのはラマダン真っ最中の頃だ(毎年日程はずれるようなので「頃」というのは変かもしれないが…)
 まず女性が町を歩いていないのもびっくりだったが、いかつい男共がミョーに静かで、それがまた不気味だった。
 前知識無く国境を越えたので、とにかくインドとは違う、いや違い過ぎる!とひどく驚いたものだった。
 町の飲食店や露店も普通に営業しているのだが開店休業状態。いや、何も注文していない男共がただ店内(何かのファーストフード店だったと思う)に座り、無言で占拠していた。
 道を尋ねるとものすごーく親切でゆっっくりとした口調なのだが、それもまた不気味だった。
 露店でスナックかなにかを買って口にすると友人に「馬鹿、ラマダン中だぞ!」と叱られた。それと同時に周りにいたパキスタン人が一斉に僕を睨んだ(ような気がした)。
 ここまできて、やっと「あぁ、これがあの有名なラマダンか…」と合点がついた。知らなかったとは言え、失礼なことをしたし、無知を恥じた。
 が、内に何かを秘めたミョーな静けさ、不気味さの印象は変わらない。現に車の運転にはそれが顕著に出るのか、荒っぽいドライバーに二回も轢かれそうになった。
 なにはともあれ、初めてのパキスタン入国は善くも悪くも強烈だった。


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