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ごめんね、沖縄!

tower

 台風の時は家の雨戸を全て閉めて、おやつや漫画を用意して、家族よりそってじっと台風が過ぎ去るのを待つ。男のくせにというか、小さいというか、こういうこじんまりとしたものが好きだ。雨戸で暗くなった部屋もいいよね。
 沖縄の台風はそりゃ激しかった。引っ越してきた時に瓦屋根がない家が多かったり、アパートの窓がやたら頑丈なのはなんでだろうと不思議に思ったが、それもそのはず。風がぐんぐん窓を押してくる。多分普通の窓だったらとっくに割れてただろう。屋根なんかななくなるだろう。
 その激しさがたまらなくなり、ある巨大台風の夜に友人(青森県民)と面白がってビーチへ見学に行った。ビーチの駐車場に着いたが、暴風が車のドアを押し付け、出るのもやっとだ。出たら出たで雨が肌に突き刺さり痛い。たまらず飛んできたダンボールを盾にしたが、段ボールが蜂の巣状態になるのではというくらいに無意味だった。やっとの思いで建物の陰に隠れて小休止した。なかなか海岸までたどり着けない。
 そうこうしているうちに何かが水平方向に飛んでいるのを発見した。弾丸のようなその物体、空き缶だ。
 「ヤバイ…」生唾を飲んで振り返ると友人も緊張した面持ちだ。
 「海の間際に行かなけりゃ高波にさらわれないので大丈夫」と思っていたが、とんでもない。あんな弾丸のような空き缶が頭にでも当たったら・・・死ぬ!
 そこからはサバイバルだ。とにかく必死で駐車場に戻り、ビーチから逃げた。激しいドラムソロが頭の中に流れている。
 家路に着いたが、車中ではお互い無言だ。
 突然目の前をでかい物体が横切った。「何だ!」急ブレーキをかけ停車した。ゴロゴロと重い音を立て転がっているのは、どこかのアパートの屋上に設置されていたであろう丸い給水タンクだ!
 ごめんなさい、沖縄!これからはシマンチュ(沖縄に住むひとびと)の言うことを聞きます。とにかく早く帰って、おやつを食べながら暖かい部屋で漫画を読みたい!



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