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器を楽しむ


中華屋

ふと立ち寄った中華屋。
古い中華どんぶりが懐かしい感じがする。

 秋晴れが気持ちよかったので、サイクリングがてらに骨董屋のセールに行って来た。菜園や樹園、竹林や神社などのどかな風景が続き東京にいる事を忘れるほどだ。秋風が気持ちいい。途中古い小さな中華屋で昼食。タンメン。子供の頃、九州だとラーメンと言えば豚骨ラーメンしかなかった。醤油や味噌のラーメンが出始めたのは大分たっての事だ。東京に来てからはタンメンを食べる事も多くなった。古い中華どんぶりが懐かしい感じがする。
 可ナル舎に着いたら自転車での道のりをねぎらってくれてか、スタッフの方が蕎麦猪口に入れた日本酒を差し出してくれた。透明な日本酒の底に映る藍色の模様が涼しげだ。中庭に腰を下ろしわびた品々を眺めながら、ゆっくりと冷や酒を口に含んだ。品定めに疲れたら再びここへやって来てはのどを潤し、また展示会場に繰り出す。こののんびりとした感じが楽しい。他のお客さんの骨董談義に聞き耳をたてつつ蕎麦猪口の手触り、口当たりを確かめながらまた酒をなめる。


蕎麦猪口

少し大きめの蕎麦猪口に注がれたコーヒーが
届けられていた。

 ふと良い香りがした。目を落とすと少し大きめの蕎麦猪口に注がれたコーヒーが届けられていた。なるほどね。ここへ来ると意外なアイデアももらえるので面白い。早速スタッフの方に問い合わせる。残念ながらこの微妙なサイズの蕎麦猪口の気に入った柄が無く購入は断念した。
 ある雑誌が展示品の横に添えられていた。伊万里焼きに関する記事が書かれてた。「時々料理を自分のコレクションの伊万里焼きに盛って花を咲かせる」というような一文があった。鑑賞用に飾って置くのではなく、実際に使って楽しむ。使ってこそ美しく生きる。何となく器の楽しさを教わった一日だった。


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