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distortion+


金魚

 用もないのに楽器屋に来てしまう。気になるメーカーのカタログをもらっては自宅に持ち帰り眺めている。最近はカタログの質も良く、まるで本みたいなのもある。先日いただいた「Fender(フェンダー)」のカタログなんかまさにそうだ。改めてストラトキャスターの美しい形に惚れ惚れした。ピックで弾いた時の弦の振動、高音域のきいた枯れた音色を想像しながらページをめくる。カート・コバーンも関わったとされる「Jag-Stang(ジャグスタング)」がラインナップから消えていた。Nirvana(ニルヴァーナ)も久しく聴いていない。
 僕が一番好きな楽器はコンパクト・エフェクターだ。厳密に言うと楽器ではないが、とにかく形、色、種類の豊富さ、デザインどれをとっても楽しく、長時間楽器店で眺めては音を想像してにやにやしている。


サンドウィッチ屋

 その中で最も気に入っているのが「MXR社」の「distortion+(ディストーション・プラス)」だ。黄色く古くさい形がいかにも老舗のメーカーらしい。オジーオズボーンランディー・ローズが使用していた事で有名だが、僕としてはその音色が気に入っていた訳ではなく、繋いだ時の音色が気に入っていたのだ。OFFにしたまま繋ぐだけでストラトキャスターのきつい高音域が少しカットされマイルドになる。通常エフェクターは繋げば繋ぐほどノイズが発生するので、使用しないのであれば極力使わない方がよしとされるので、この方法をよく馬鹿にされたものだ。しかし、今でもこの使い方を信じてやまない。他人には聞こえないある音がこの「distortion+」から僕には聞こえるのだ。
 人生において最初に自分のためにこだわって、カスタマイズしたのはギターの音色ではないだろうか。気に入った音色を創るためだけに何時間もスタジオにこもったり、アンプやエフェクター、ギターや弦などあらゆる条件を考慮して磨き上げていった。プリセットされた音色がないと知った衝撃は僕をクリエイティヴにさせてくれた。決まったものは何も無く、どこでも自由に地平線に向えるのだ。
 「distortion+」は今でも僕にクリエイティヴを囁いてくれる。


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