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憧れと味


緑の店

 学生時代に友人(沖縄県民)を連れて九州の実家に帰った。春休みに九州の美味しいものを沢山食べ歩こうと計画していたのだ。
 僕自身かなり驚いたのだが、沖縄と内地とでは食べものを含め風俗・文化が大きく異なる。一昔前の沖縄ブームで様々な文化が紹介され、全国的に浸透してきたが、当時はほとんど情報がなく、何食わぬ顔で地元の人たちが「ポークたまご」や「足テビチ」や「沖縄てんぷら」を食べて、空には戦闘機やヘリがバリバリと飛んでたり、やたら英語表記の看板ひしめく国道58号線を突っ走ると本当に外国にいるような錯覚を何度も覚えた。
 彼にとって初めての県外だ。早速「何が食べたい?」尋ねると料理名や店の名前ではなく「行列のできる店に行きたい」と答えた。当時沖縄には「行列のできる店」は無く、あったとしても炎天下に並ぶくらいなら他の店に行くと言った風で、彼にとって「行列のできる店」とは名物料理と同じくらいの憧れがあったようだ。空腹なのに文句も言わず健気に並んで満足していたようだ。とんこつラーメンのスープを飲んだ時の彼の表情と、腕の鳥肌を見たとき「こいつはいい奴だな」と思った。

味の店

西荻窪駅裏の老舗のラーメン屋に向かった。

 次に「どこに行きたい?」と訪ねると観光地ではなく、「深夜のファミレスに行きたい」と答えた。当時沖縄には「ロイヤルホスト」や「デニーズ」などのファミレスが無く、ヤンキー漫画でよく舞台になっている「深夜のファミレス」に憧れがあったようだ。わざわざ深夜に起きて「深夜のファミレス」で甘いものをさんざん頼んだ。


 久しぶりに東京のラーメン(とんこつラーメン以外のもの)が食べたくなったので西荻窪駅裏の老舗のラーメン屋に向かった。毎回2、30分くらい並ぶ。いつ来てもこうなので、少し遠いラーメン屋に来ているんだという気になる。


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