• Go to Menu
  • RSS

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Scissors Bird in the World's Groove


Round Sign

 友人のスタイリストに髪を切ってもらった。髪を切る時、鋏は「チョキ、チョキ」とは鳴かない。「シュル、シュル」と鳴く。幾つもの細い繊維を束ねて切断する。軽い髪の抵抗と切れ味の良い鋏が生み出す音は何とも心地よい。時々肌にあたる彼女の清潔な指も、頭を撫でられているようでついまどろんでしまう。どこを見るわけでもなく、眠るでもなく、無になっていく。
 「じー…」
 これって一種のメディテーション(瞑想)なのでは?
 ただしカットはいつまでもつづくわけでもなく、その名の通り切れてしまう。終わりがあるのだ。今日も1時間ほどで内宇宙の旅は終わった。

Sunday Park

 短くしてもらったので、頭が軽く感じるのは当然かもしれないが、それ以外にも何か効果があるように思える。解毒したような、どこかふんわり浮いているような、気持ちいい感じ。

 「シュル、シュル」独特のリズムで鳥の囁きのように鳴く鋏。心地よい反復はリラックスをもたらしてくれる。ドラムのように正確なリズムを繰り返すでもなく、呼吸のようにある程度のゆとりのあるリズム。ずれたり、早くなったり、遅くなったり。
 「シュル、シュル」もしくはそれは4小節の繰り返しではなく、何百、何千、何万小節で初めて一つのループが形成されるとか。もっと言えば何十年、何百年単位でのリングなのか。我々は偉大で巨大ですんごい法則のもと生み出されているワールド・グルーヴを感じているのかもしれないね。


コメントの投稿

※承認制のため、即時には反映されません。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。