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地上から最上階へ


突如現れた大都会

突如現れた大都会

 インドの旅も後半を迎えた頃、僕らは南インド最大の都市・バンガロールに辿り着いた。それまでに8ヶ月間近くインド国内をいろいろ旅して来た僕らにとって、そろそろマンネリして来た時期であり、濃いインド・カルチャーにもうんざりして来ていた。そこに突如、思いもよらぬ都会に出て来てしまったので再び心が浮き立ち始めた。
 目抜き通りにはカフェがあった。チャイ屋ではない。制服を着た若いインド人(シーク教徒)にコーヒーを頼んだ。チャイではない。
 安ホテルに帰るとMTVが流れていた。久々に「Duft Punk」を聴いた。他にもいろいろ。インド映画音楽じゃない。司会はジーンズを履いたインド人。サリーじゃない。
 裏通りにはバーがあった。牛肉の煮込みをつまみながらハイボールを飲んだ。カレーじゃない。
 とにかく何につけても濃いインド・カルチャーにいらいらしていた時期に所謂「インドらしくない」ものに連続して出会ったことにより、再び旅の英気が回復しつつあった。


バベルの塔

シリコンバレーの中心へ

 それもそのはず。バンガロールは当時世界3大シリコンバレーの一つで、優秀なエンジニアがごろごろ集まる街だったのだ。滅多に見れるものではないと思い、そのシリコンバレーの中心・エレクトロニックシティーへ向かった。
 ある区画一帯をバスが巡回していた。外国のドラマに出てくるような路肩に芝生が広がる住宅街のような落ち着きのある一帯に見た事ある有名メーカーのビルが沢山建っている。今のところ寺院は見当たらない。路上生活者も居ない閑散とした区画を乗客の少ないバスはすいすい巡回して行った。


バベルの塔

 巨大な「シーメンス」ビルの前でバスを降りた。「インドにこんな街があったなんて…」と頭がくらくらして来たのでチャイ屋に入った。ん?チャイ屋?バス停の横におんぼろのチャイ屋があった。薄暗い小屋の奥からおばあちゃんがチャイを持って来てくれた。裸足だ。受け取ったチャイを片手にシーメンスビルを見上げた。
 するとインド人エンジニアらしき身なりのきちんとした男性2人がチャイ屋に入って、チャイを2杯頼んだ。彼らは英語で何やら会話している。
 再びシーメンスビルを見上げる。エンジニアが英語で会話している。地べたにぺたんと座り込んでいる裸足の老婆。「インドってなんなんだ?…」と頭がくらくらして来た。


Duft Pank / Digital Love

[ music ]

インドの町中で見る「デジタル」に「テクノ」に「アニメ」は本当に遠い世界へぶっ飛ばしてくれました。しかも名曲。
Duft Pank / Digital Love


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