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私のボールペン

ある日好きになった

ある日好きになった

 ボールペンが好きだ。
 そもそもそんなことを思ったのは今から10年前に滞在していたインドのバラナシにいた頃だった。
 バラナシというのは本当に不思議な町で、町というよりも国といった方がしっくりくるぐらい沢山の要素が一つの場所に集中している所だ。だからいつまでたってもその魅力は尽きず、つい長期滞在してしまう。俗に言う「沈没」というやつだ。
 そこである絵描きの日本人と知り合いになり、彼の横で見よう見まねで絵を描いていた。それ以来絵の魅力にスッカリ取り憑かれてしまった。
 インドで買う画材なんかたかが知れている。早速数十円の質の悪いスケッチブックに、インクの出の悪いボールペンを購入し、常に持ち歩くようにした。


価値を生み出すのは想像力

価値を生み出すのは想像力

 価値を生み出すのは想像力そのものだ。
 ある晴れた午後、ガート(沐浴場)で絵を描いていたら、彼がこうつぶやいた。
 「ボールペンなんてさ、凄く安いのにこれだけ色々な描き方が出来て、楽しめるなんてお得だよね」
 今正に数十円の質の悪いボールペンは誰よりも僕に必要とされていて、さらにその数十円以上の働きを僕に与えてくれている。物の貨幣的価値の高い低いではなく、今この瞬間の僕とボールペンという存在の繋がりに無限の価値を見いだしたのだ。


BiCボールペン

BiCボールペン

 それ以来スッカリボールペンが愛おしくなった。そしてヨーロッパに到着し、その想いは最高潮に達した。
 「BiCボールペン」
 最高の書き味、コストパフォーマンス、とにかくインクののりがいい。これに出会ったのは郵便局。備え付けのボールペンだった。用は済んだのに備え付けの紙にまだ落書きをしている。しっかりとメーカー名を焼き付け、文房具屋に買いに行った。最高と思ったが、一番良く使われている安い方の棚に置かれていた。
 それからボールペンは「BiC」と決めている。ただし日本ではノック式の物が輸入されておらず、不注意な自分としてはキャップをなくしそうで心配だ。
 という訳で留学中の友人に頼んで送ってもらった「ヨーロッパ仕様のBiC」を大事に大事に使っている。



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