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オレンジ

オレンジ

 スペイン南部の町「ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(Jerez de la Frontera)」はシェリー酒が有名だ。
グラナダに住み始めてからめっきり旅行へ出かけることもなかったので、思い切って出かけた。さらに夏フェスも開催されるという。2003年の夏だった。
 町では気軽に酒蔵を見学できる。数あるなか、印象的な青いボトルに惹かれ「harveyes bristol cream(ハーベイ ブリストルクリーム)」を選んだ。この銘柄はスペイン国内では空港でしか販売されておらず、海外用に輸出されているものだ。会社自体はイギリスにある。どおりで見たことないわけだ。
 初めて本格的な酒蔵に入った。静かで薄暗く、まるで迷路のようだった。夏の暑さを忘れるほど、ひんやりとしたなか、じっと息を潜めて眠っているシェリーたち。プログラムに試飲が組まれていたので、とにかく楽しみだ。
 シェリーの印象が変わった。まるで違う。そのこくの深さ、まろやかさは、芳しき甘さは夢見心地にさせた。
 さらに驚いたことに提供されたロックグラスにはオレンジの輪切りが入っているのだ。これがまた合う!思わず声高に唸ってしまった。
 父に1本ボトルをお土産として買って「SERIE Z FESTIVAL2003」会場に向かうに向かう。ひょんなことからアーティストの楽屋に案内された。今回の目当てだったバンド「TMGE」のメンバーにいきなり面会できたので、興奮のあまり手に持っていたボトルを思わず差し入れた。
「輪切りのオレンジを添えてぜひ!」(父には次の日同じものを購入して送った)

 ライヴ後、失礼とは思いつつも再度楽屋を訪れた。アベさんが僕の肩を叩き「酒、ありうがとう。あれはオレンジに合うね、入れて飲んでたわけじゃないけど…」なんだ演奏前に飲んでたのか。

 いい演奏、ありがとうございました。




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