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土曜日のボート

ボート

 水上から見る景色は違っていた。森に囲まれた池を水しぶきをたてながらノロノロ進むボートに鳥や鯉が近づいてくる。久々に晴れ渡った空の下、お盆のためか、人通りのない公園の対岸を眺める。静かだ。
 あっという間に終了時間が来た。子供のようにはしゃぐと、時は早く流れるものだろうか。
 急いで真逆のボート乗り場へ引き返す。漕いでも漕いでもたどりつかない。白い夏の風景にバシャバシャという水の音だけ鳴っている。今度は永遠のように感じる。
 岸にたどり着いたときの足もとの確かさが心地よい。ボートに同乗していた友人としばらくジャリジャリと公園の小道を歩くと、「俺、実は漕いでいなかった」と告白してきた。汗がどっと出てきた。



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