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インドからの友人

インドからの友人

 実家から届いた荷物の中に昔インドで買ったよれよれの布カバンとスケッチブックが入っていた。こうして改めてインドの製品を見ると、なんてイージーな作りなんだ。気に入っていたから痛みも激しい。このよれよれのカバンには今後紙やペンなど比較的軽いものを入れて持ち歩かなければ。カバンに気を遣うなんてややこしいが、同時にものに命が宿ったようだ。老犬に話しかけるようにカバンを撫でた。気に入っているが、儚い。そんなことを考えさせられるところもインドらしいと言えば言い過ぎか。
 スケッチブックにはご丁寧に購入日が記載されている。旅をした日々はつい最近のように思えるが、もうすぐ10年が経とうとしている。ぼろぼろで、安いペンで描きまくったページをめくっていると次々と記憶がよみがえる。僕が初めて買ったスケッチブックだ。初めて絵を教えてくれた先生や当時つるんでいた友人にあげたりしていたので、ごく薄っぺらいものだ。久しぶりの再会にハグするように握りしめた。
 何度もカバンを撫で、スケッチブックのページをめくった。なんだかインドらしい粋な計らいで嬉しい。インド。ますます好きになった。



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